フリフを題材とした?小説です


by runaburitania

☆魂の泉☆

ルナとコレルの行く手に大きな山が聳えていた。
その山のふもとに入り口があるが山の影であたりは暗く入り口にある松明の光程度では中がよく見えない。

「これ何?」

とルナがコレルに問う。

「フラリスダンジョンさ。 ダンジョンは通常の狩場にいる敵より少し強い敵がうようよいるのさ。 ルナはまだ1次転職前だしこのダンジョンは入らないほうが良いかもな」

そういい終わるとコレルは踵を返しダンジョンの入り口を後にした。
ルナはその後に続き歩き出し再び問いかけた。

「ダンジョンってココ以外にもあるの?」

「ああ、マドリガルにはさまざまなダンジョンがあるさ。 例えば奈落のアミナスダンジョン、ドレイクダンジョン、ベヒモスダンジョンと骸骨の化け物や神獣なんかがボスのダンジョンさ。まあそういったダンジョンはHERO以上にならないと行けないし今は気にしなくていいさ。」

2人は歩きながら喋り狩場へと向かっている。
フラリスダンジョンを後にして東の勇気の谷へと向かっている。
その途中にはヴァン盗賊団の下っ端のヴァンの生息地だが2人はそのあたりで狩りを行おうと予定している。

「ん? なんだあれ。」

コレルは左手のほうに不思議な光があるのに気づきそちらへ向かって歩き出した。
その光は小高い丘の上にある不思議な泉から溢れていた。

「へー、こんなとこがあるなんて。俺が旅をしていたときには気づかなかったな。」

コレルはちょっとワクワクしたような声で言いながら泉の周りを見渡していた。

「何だろうね? 泉が光ってるなんて不思議ー」

ルナもコレルの後に続き丘を登って泉の前まで来ていた。

「キレイ・・」

ルナは膝をつき泉の水を掬おうとした時、泉の中から人の手が現れルナの手を掴み泉の中へ引きずり込んでしまった。

「キャアアァ」

コレルはルナを助けようと手を伸ばしたがその時にはすでにルナの姿は消えていた。
コレルはすぐさま泉に飛び込み底を泳ぎ探し回ったが影も形もない。

(一体何がどうなってるんだ・・・)

コレルは息の続く限り泉のそこを泳ぎまわっていた。
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# by runaburitania | 2011-06-28 18:10

☆可能性☆

3人の周りに重苦しい空気が漂う。

「危険な目って、効率を考えるのは狩りをする上で大事なことだろ?」

カペーペの態度に腹が立ったコレルも少し荒い口調で答える。
その答えを聞いてカペーペはやれやれ、といった感じで首を振りながら両肩が少しあがった。

「いいかい?狩りにおいて効率はもっとも重要だ。 しかし、命よりも大切なものはない。 それに見たところ狩り初心者の彼女をいきなり強敵のところへ連れて行ってどうするんだい?」

「え?なんで初心者だってわかるんです?」

カペーペの応答に自分が狩り初心者だとはっきりわかるように言った為少し違和感を感じたので聞いてみた。

「俺も君達が市長と話しをしているときに近くにいたのさ、あからさまにまだまだ駆け出しのマーシナリーに地上から来た狩りとは無縁の君の面倒をみさせるのは、あまりにも荷が重いだろうと思ってね君を探していたんだ。」

とカペーペが言い終わったときにルナが大声で声を上げた。

「コレルのことを悪く言うのはやめて!。 あなたから見たら駆け出しでも私には最初から旅をしてくれている大切な仲間なのよ、仲間を侮辱されて黙ってなんていられないわ!」

コレルはぎょっと目を見開いてルナの方を見た。 ルナと狩りに出てまだ数日の間だがルナの怒った場面を見るのが初めてで少し驚いた。

「フッ、やっぱりな。」

カペーペは腕を組みルナのほうを少し微笑んでそういった。

「ルナ、君の手の甲を見てごらん」

カペーペに言われ、はっと手の甲をルナとコレルが凝視した。そこには一枚の特殊な文字が羅列している呪布のようなものが張ってありそれが淡い赤色に輝いていた。

「それは【スキル・ポスター】といってビルポスターの特別なスキルを使うときに使用する札なんだ。 そして、Lvが60に到達していないものでもビルポスターとして資格、または才能がある者の魂を認めたときに輝くんだ。 一目見て君にはビルポスターの才能があると思ってね、魂を揺さぶるためにあんな悪党のような芝居を討ったってわけさ、悪かったねコレル君。」


ルナは【スキル・ポスター】を手からはがしてマジマジと見つめていた。

「今はまだ放浪者だが、君には可能性がある。ビルポスターになるのも自由、他の職業を選ぶのも自由。
これからの旅で自分に合った職業を探すんだね。 俺は一つの道を示しただけさ。」

そういいながらカペーペは腰のポーチから箒型のキーホルダーのようなものを取り出した。

「じゃあね、君の未来に光があらんことを。」

カペーペは箒のキーホルダーを天に投げてつけるとキーホルダーが段々巨大化し人が乗れるサイズになるとそれに飛び乗った。

「あぁ、もしビルポスターを選ぶなら1次転職はアシストだ、がんばりたまえ! でわ!」

選ぶのは自由といいながらもビルポスターになってほしいのか軽くしつこい感じで繰り返しながら言いカペーペは空へと消えていった。

すこしの間二人はぼーっとカペーペの消えていった方角を見ながら沈黙の時間が流れた。


「ははは、変な人だったね。 私に才能や可能性があるなんて。 まだ旅をして数日だってのに。」

軽い沈黙を切り裂いたのはルナだった。

「いや!すごいことだと思うよ。 言ってなかったけど2次転職するにはLvを60にし、さらにその人の才能が一致して各職業の守護者がその人の魂を認めない限り転職することはできないんだ。 Lv7の時点で才能を見出されて、さらに伝説のビルポスターから推薦されるなんてマドリガルの歴史上初だとおもうぜ!」

コレルは興奮してか声が大きく荒くなっていた。


「そうなんだ。 でも私は私。 まだまだこの世界の見てないところが多すぎて判断できないよ。 これからの旅で少しづつ自分らしさを見極められたら良いな。」

ルナは自分が認められてちょっと恥ずかしくなり、微笑しながら歩き出して言った。

「今日はもう暗くなってきたし、夜営の準備しよ?」

「あぁ、そうだな。」

コレルもルナの後を追い歩き出し小川がある場所まで歩き出した。

あたりは暗くなり始め梟の声が当たりに響いてきた・・・
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# by runaburitania | 2011-06-17 01:42

☆伝説のビルポスター☆

ルナとコレルは狩場をLv7プケプケへと移動していた。
プケプケは帽子を被った小さな人型のゴブリンのような生き物だがその形相はとても恐ろしいものであった。

「よし、これでLv7っと」

ルナがプケプケを倒してLvがあがったようだ。

「ねえ、コレル。そろそろ上のモンスターへ行ったほうが良いかな?」

「そうだな、だいぶ戦い方にも慣れてきたみたいだし少し上のモンスターへ行くか」

そういいながらコレルはプケプケの住処の緩やかな斜面を上へと登っていった。
ルナはその少し後方へ駆け足で寄った。

「次のモンスターはなんていうの?」

ルナは左手についた木でできた【ウッド・シールド】の内側の出っ張りにプケプケからドロップして手に入れた【ロングソード】を差し込みながらコレルに聞いた。

「ん~、そうだな。ルナも戦い方に慣れてきたし1つ上のLvの敵だとすぐLv上がってしまって移動時間がもったいないし、そもそもその狩場が少し離れたところにあるんだ。だから思い切ってLv13のヤング・ラーウルフへ挑んでみよう。」

「レ、Lv13って6個も上のモンスターじゃない、大丈夫なの?」

とルナは少しあせって聞いた。なぜなら今まではルナのLvより1つか2つ程度のLv上のモンスターしか狩ってきてないからだ。

「まあ。大丈夫だろう。 さっきも言ったけどルナは飲み込みが良いからだいぶ無駄な動きがなくなってきた。
だから、上のLvの敵でも慎重になれば大丈夫だと思うぜ。」

コレルはそうルナに言うがルナはまだ暗い表情だった。

「大丈夫! もし危なくなったら俺が助けてやるよ」

コレルは少し自信過剰な感じでルナにそう伝えた。

「う、うん。 わかったよ」

そんなやり取りをしてる間に怖い形相の犬型モンスター、ヤング・ラーウルフの生息地へたどり着いた。

「よし、ルナがんばって来い!」

コレルはルナの肩をちょっと強めにたたき大きな声で言った。
ルナはちょっとよろめきながら先ほど盾に収納した【ロングソード】を引き抜き苦笑いしながら戦闘準備をした。。

「うん。 行って来る!」

ルナも少し大きな声をあげてヤング・ラーウルフへと走って間合いを詰めた。

「ええーい。」

大きな声とともにヤング・ラーウルフへ渾身の一撃を与えて少し敵がよろめいた所を見計らい後ろへ飛びのいて間合いを取った。

「やっぱり、戦い方が様になってきたな。」

コレルは腕組をしながらルナの戦いを観察していた。

ルナは走り回りヤング・ラーウルフの死角へ死角へ回り込みながらチャンスをうかがっていた。

「グルルルルル」

ルナの動きがすばやいためかヤング・ラーウルフはルナを視界からはずしてしまったようだ。
キョロキョロと顔を左右に振っている。

「これで、トドメ!」

背後から力いっぱいヤング・ラーウルフの心臓のある背中の部分へ剣を突き刺した。

「グゥアアアアアアゥウウ」

ヤング・ラーウルフは断末魔をあげながら倒れこんだ。

「ふう、倒せた」

ルナは安堵のため息を吐きながら剣を引き抜こうとしていた。

「あぶない! ルナよけろ!」

コレルの叫び声がルナの背後であがる。

「ガアアアアアアアアアアアアア」

という叫び声とともに巨大な爪が降りかかってきた。

「キャアアアアアアアア」

ルナはコレルの大声のおかげでとっさに両腕が出てその爪を両腕でガードしたが、ものすごい力の攻撃のためルナはそのまま後ろへ吹っ飛び崖の壁へたたきつけられた。

「うぅ。」

とっさにガートしたもののものすごいダメージがルナを襲いルナは身動きが取れないようだった。

「こ、これる」

朦朧とした視界でコレルを探したがコレルは遥か前方にいた、必死で走りこちらへ向かっているがまだ相当遠そうだ。

「グァアアアアアアアアアアオゥ」

コレルをボヤケタ焦点で目に捉えた時、目の前に巨大な犬型モンスターが飛び込んできた。

「ジャ、ジャイアントラーウルフ・・」

狩場には大抵そのモンスター達を統率しているジャイアントモンスターというクラスのモンスターがいて、その強さたるやその狩場のモンスターの比ではない。
今そのジャイアントモンスターが通常のラーウルフですらLvが相当上なのにジャイアントモンスターの攻撃を二度も受けたらただではすまない。

「ここで、終わりか・・・」

ルナは死を覚悟して目の前の敵を見ていた。
ジャイアントラーウルフの巨大な爪がルナの目と鼻の先へ迫っている、死を目前にしてかとても時間が遅く流れる。
ルナの視界にはコレルが見えているがまだずいぶん後ろのほうだ、とても間に合いそうに無い。
ルナはあきらめたように目を閉じる。


「ドオオオオオオオオオオオオン」

目の前で巨大な音と共に強力なエネルギーがルナの目の前を通り越す。

「え?」

ルナは目を開け何があったか、辺りを見渡した。
そこには遥か遠くに吹っ飛んだジャイアントラーウルフの死体とともにルナの横には大きな拳のような武器を携え目もさえる様な鮮やかな青の鎧を着込んだ男性が立っていた。

「立てるか?」

その男性はルナに手を差し伸べた。

「ありがとう。」

ルナはお礼を言いながらその手を取り立ち上がった。

「私はルナ、あなたは誰?」

男性の手を握ったままふらふらな状態でルナは聞いた。

「俺の名前はカペーペ、世間で言う伝説のビルポスターさ。 よろしくな」

ちょっと、自信過剰な感じの自己紹介であった。

「ルナー。大丈夫か?」

コレルが大急ぎでルナの元へ走ってきた。

「君か?彼女をこんな危険な目に合わせたのは」

カペーペが少し起こったような口調でコレルを問いただした・・・
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# by runaburitania | 2011-06-16 03:00

☆アイバット☆

ルナとコレルは駆け足でフラリス北広場の門をくぐり町の外へと出た。
町の周りには小さな小川が囲っており町から外へは橋が架かっていた。

「まずはフラリスの町の外周に生息するアイバットってモンスターと戦って戦闘に慣れてもらうからな、まぁアイバットはマドリガル中最弱のほとんど浮いてるだけのモンスターだから問題はないと思うけどボーっとしてると噛まれるから注意するんだぞ。」

と橋を渡りながらコレルはルナに言った。

橋を渡りきると町の中からではあまり見えなかった外の風景が目に飛び込んできた。
遥か彼方まで続いてる緩やかな丘、その左右にうっすらと茂っている芝生。
そしてうようよと宙を浮いている一つ目の丸いコウモリのようなモンスターがいた。

「あれがアイバットだよ、それじゃあ俺は後ろで見てるから適当に戦ってみてよ。気づいたことがあったらすぐ教えてあげるから好きなようにやってみな。」

そういわれ、ルナは腰に携えていた【ウッド・ソード】を抜き取りながら走り出した。

「ええええぇぇい」

悲鳴に近い声を出しながらルナは一匹のアイバットめがけて【ウッド・ソード】を振り下ろした。

「キィキィ」

ルナの一撃で地面にたたきつけられたアイバットが起こったような声でルナにめがけて突進してきた。

「きゃあああ」

ルナはとっさに手でそれを防いだものの尻餅をついて体勢を崩してしまった。
(だめだ!)と思い目をつぶってしまった瞬間目の前でキン!と剣が鳴った。
恐る恐る目を開けたルナの前にコレルが困ったような顔をして剣を肩に担いでいた。

「おいおい、ルナ。 あんま言いたくないけどアイバットってフラリスの小さな子供ですら倒せるLvのモンスターなんだぜ。」

「うん・・・」

ルナは悔しさと恥ずかしさで少し声が暗くなりながらうなずいた。

「まあ、最初の攻撃は悪くなかったけどあそこで躊躇っちゃ駄目さ。あの場面では追撃をするか一歩下がって間合いを取るかの2択かな。 じゃあ、どんどん狩って行こう。 こればっかりは頭じゃなくて体で覚えるしかないからな。」

ルナは【ウッド・ソード】を地面に突き刺してそれに体重をかけながら立ち上がり再びアイバットへ向かっていった。
そのルナを見てコレルは昔のことを思い出していた。

(そういや、俺も昔遊びでアイバットを狩っていた時にヘマこいてやられそうになったときにあの人に助けてもらったんだよな・・・)

コレルは幼い頃やんちゃな少年でしょっちゅう町の外で狩りの真似事をしていた。
そんなある日、複数のアイバットに囲まれ大怪我を覆いそうになったときに一人のブレードがコレルを救っていた。
そのブレードというのがコレルが憧れる【英雄・センシリット】だったのだ、この日からコレルはいつか旅に出てセンシリットのような凄腕のブレードになるのが夢になっていた。


「えええい! やぁ!」

コレルがフと昔の回想に浸っている間にルナはどんどんアイバットをなぎ倒していた。

「お。 ちょっとはましな動きになってきたな。 こんだけ倒せばそろそろだな。」

コレルがそう言った次の瞬間ルナの体が淡白く光った

「なにこれ? 体が軽くなったような感覚」

ルナは戸惑いながらも少し心地よい感覚の中にいた。

「Lvがあがったんだよ。 これでルナはLv2になったのさ。」

「Lv?」

コレルはLvで覚えられるスキルや自分の隠れた力が発揮されることを説明しながら【インベトリ】を開くように言った。

「インベトリにはいくつか役割があって主だった機能がさっきやったアイテムの収納、もう一つが自分の能力値の数値化だな。 インベトリの一番後ろのページを開けてみな」

言われたとおりルナは【インベトリ】の最後のページを開いた。そこには

名前:ルナ
職業:放浪者
Lv:2

と書かれていた。

「Lvや転職したときは自動でそのページが更新されるんだ」

そういいながらコレルは自分のステータスを見せた。

名前:コレル
職業:マーシナリー
Lv:17

となっていた。

「へー、面白い本だね。自動で中身が変わるなんて私がいた世界には無かったな。」

ルナはマドリガルに来てから初めて笑顔がこぼれた。

「私のいた世界に帰ったら、ここでの体験を元に本を書きたいな。 うん、がんばれる気がしてきた。」

ルナはそういいながら、またアイバットの群れへと走り出した。

「あぁ、やっと私にも自分だけの目標ができた。」

それはルナの平凡な毎日の繰り返しでは到底考え付かなかった目標であった。
その目標を胸に日が暮れるまでアイバットとの戦闘を行っていた。
辺りが暗くなるまで・・・
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# by runaburitania | 2011-06-14 01:46
市長から説明を受けていた男性がこちらに向かって歩いて来て目の前で立ち止まった。

「やあ、初めまして。俺の名前はコレル、市長から大体のいきさつは聞いた。 地上に戻るまでは手伝えないがこの世界でのイロハは叩き込んでやるよ!。」

と、コレルはルナに挨拶し威勢よく言った。

「お願いします。本当に私に戦いができるかわからないけど精一杯がんばります。」

ルナはコレルにお礼を言いながら頭を下げた。

「じゃあ、まずは冒険に必要な装備や食料品などを調達しなきゃな! 費用はとりあえず市長からもらったからルナの衣装を買わなきゃな。」

コレルは笑いながらペニャ(マドリガルでの通貨)がはいった子袋をジャラジャラ鳴らしながら歩き出した。

「まずは、このマドリガルでは色んな職業に就くんだが、ルナはまだここに来たばかりだからLv1、職業も駆け出しの放浪者だな。」

「放浪者?」

「あぁ。Lv15になると1次転職って言って、マーシナリー、マジシャン、アシスト、アクロバットといったそれぞれ特徴のある職業になれるんだが放浪者はそれらになるための研修期間みたいなもんだな。 さらにLv60になると2次転職もあってさらに強力な職業に就けるんだぜ! 俺は今はマーシナリーだけどいつかブレードの英雄センシリットみたいに強くなりたいんだ!」

コレルは職業の説明のことよりも自分の夢を語る時のほうが生き生きとしていた。
ルナにはまだ職業の役割などもわからなかったがコレルの職業はマーシナリー、剣士のような職業ということは理解できた。

「ついた、まずはこの武器屋と防具屋で装備を買うんだ。」

ついた武具屋は屋根に大きなトンカチが何かを打ち付けるように絶えず動いていた。

「ボボタ。ルナに放浪者用の初級装備を用意してくれよ!」

コレルはペニャを武具屋の店員ボボタに渡して品物を要求してルナにここで待ってるように告げてどこかへ走っていった。
ルナは採寸を受けしばらく待つと放浪者防具の【コットン・スーツ】 【コットン・ガントレット】 【コットン・ブーツ】と武器の【ウッド・ソード】を受け取り奥の試着室でこれらの武器を装備した。

「なんか。普通に綿生地の服なんだけど・・・ こんなので戦いができるのかな?武器だってただの木だし・・」

ルナはそんなことをぼやきながら試着室から出てきた。

「お! 似合うじゃん。 俺も放浪者のときを思い出すな~。」

品物を注文してすぐどこかへ行っていたコレルが大きな袋を抱えて待っていた。

「何行ってんだ、お前が放浪者を卒業したのなんてついこないだじゃないか。」

店の店主のボボタが大笑いしながらコレルを指差して言った。
それにコレルは恥ずかしそうにテレながら言った。

「うるせー!、俺の面子が丸つぶれじゃないか!  まあ、いいルナ食料や水に一通り冒険に必要なものは買ってきたやったぞ」

ルナはコレルからその袋を受け取り中身を見ていた。

「あぁ。それとこれ使いな」

とコレルがひとつの本を差し出した。

「それは、【インベトリ】っていってアイテムや武具なんかをしまえる魔法の本なんだ。冒険者は必ずこれをもってるんだぜ」

【インベトリ】の使い方を教わりながらルナはアイテムや食料を整理して収納した。

「よし、準備はこれくらいかな。じゃあさっそく町の外へでて冒険に出かけるぞ!」

コレルはそう言い放ち駆け足で町の外へ向かって走り出した。
ルナはもらった【インベトリ】を腰のポーチにしまいながらあとを追いかけて走り出した。

さあ、冒険の始まりだ。 武器と防具、冒険という非日常の世界へルナは向かっていった・・・
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# by runaburitania | 2011-06-13 02:38